斜面保護工の計画において「緑化だけでは長期的な安定に不安が残るものの、 のり枠工を使用するほどは地山の状態が悪くない」などのケースでは工法の選定が困難でありました。 この「エコスロープ工法」はこれらの斜面に対応して、より経済的に表層の崩落や落石を防止し斜面を全面緑化するものです。
特長
従来の格子状のり枠工法に比較して次のような特長があります。
- 1. 経済性に優れています。
- 2. 水平ユニットにより客土の保持力を大きく向上させました。 また、水平ユニットが金網製のため、縦方向の客土が分断されずに連続します。
- 3. 金網を採用したことによって、降水等の水分は通過可能となり植物の生育に有利となります。 さらに、植物の根系も金網を通して連続的に分布しますので、のり面保護効果が高まります。
- 4. エコフォームにより表層の崩落に対する抑止効果が期待できます。